# データのアーカイブ
GROWI データを別の GROWI に移行するための zip 形式の GROWI アーカイブデータを作成します。
WARNING
GROWI アーカイブデータは同バージョンの GROWI のみインポート可能です。
ユーザーデータをインポートする場合は、以下に注意してください。
- インポートを行う管理者ユーザーの username が admin1 だった場合、エクスポートされた旧環境のデータ内に同じ admin1 を username とするユーザーが存在すると、正常にインポートできません。また、 email でも同様の挙動となります。そのため、インポートを行うときは、旧環境のデータには存在しないユーザーを新たに作成することをお勧めします。
WARNING
- エクスポート機能のデータはファイルシステムを利用するため、GROWI サーバーをロードバランスしている場合は正常動作しない可能性があります。詳細はこちらを確認してください。
# アーカイブ可能な MongoDB Collections
カテゴリー | MongoDB Collection 名 | 説明 |
---|---|---|
ページ | Pages | ページ。Revisions とセットでインポートする必要があります。閲覧権限はそのまま引き継がれるため、公開範囲を保持するには Users 及び Usergroups とセットでインポートする必要があります。/trash 配下のページもインポートされます。 |
Revisions | ページの変更履歴。 Pages とセットでインポートする必要があります。 | |
Tags | ページタグ。ページに紐づいた状態のままインポートするためには以下の PageTagRelation とセットでインポートする必要があります。 | |
PageTagRelations | ページとページタグの紐づけを行うデータ。 Pages と Tags とセットでインポートする必要があります。 | |
ユーザー | Users | ユーザー。(注意: 環境変数 PASSWORD_SEED を設定する必要があります。[1] ユーザーデータのインポートには注意が必要です。[2]) |
Externalaccounts | 外部認証機構のアカウント。Users とセットでインポートする必要があります。 | |
Usergroups | ユーザーグループ。グループ内のユーザーを保持する場合には Users と UserGroupRelations とセットでインポートする必要があります。 | |
UsergroupRelations | ユーザーとユーザーグループの紐づけを行うデータ。 | |
管理設定 | Configs | 各種設定データ。通知設定の一部は Configs ではなく Updateposts 及び Globalnotificationsettings に含まれます。 |
Updateposts | User Trigger Notification で作成されている通知設定。 | |
Globalnotificationsettings | Global Notification で作成されている通知設定。 | |
その他 | Comments | コメント。Pages とセットでインポートする必要があります。 |
Attachments | 添付ファイルのメタデータ。ファイルアップロード方法に GridFS 使用している場合、AttachmentFiles.Files と AttachmentFiles.Chunks とセットでインポートする必要があります。 | |
AttachmentFiles.Files | Grid FS でアップロードされた添付ファイルのメタデータ。Attachments と AttachmentFiles.Chunks とセットでインポートする必要があります。 | |
AttachmentFiles.Chunks | Grid FS でアップロードされた添付ファイルのデータ。ファイルアップロード方法に GridFS 使用している場合、Attachments と AttachmentFiles.Files とセットでインポートする必要があります。 | |
Bookmark | ページについているブックマーク。Users と Pages とセットでインポートする必要があります。 | |
Migrations | マイグレーションログ。GROWI における MongoDB のマイグレーションはこのログに追加されているマーグレーションファイルをスキップします。そのため、エクスポート時点での完全なデータとしてアーカイブデータを作成する場合、Migrations をエクスポートしておく必要があります。 |
# データアーカイブ方法
- GROWI に管理者アカウントでログインし、[管理/データアーカイブ] (
/admin/export
) にアクセスします。 - [アーカイブデータの新規作成] をクリックすると表示されるモーダルにてエクスポートしたい MongoDB Collections を選択し、[エクスポート]ボタンを押します。
- エクスポートが完了すると[エクスポートされたアーカイブリスト]に先ほど作成したアーカイブデータが追加されます。リスト右部分の設定マークのドロップダウンから[ダウンロード]をクリックし、ダウンロードしてください。
ユーザーデータをバックアップ/リストアする場合、現在の'PASSWORD_SEED'を新しいGROWIシステムにセットすることを忘れないでください。さもなくば、ユーザーがパスワードでログインできなくなります。現在の'PASSWORD_SEED'はエクスポートされるZIPファイル中のmeta.jsonに保存されます。 ↩︎
インポートを行う管理者ユーザーの username が admin1 だった場合、エクスポートされた旧環境のデータ内に同じ admin1 を username とするユーザーが存在すると、正常にインポートできません。また、 email でも同様の挙動となります。そのため、インポートを行うときは、旧環境のデータには存在しないユーザーを新たに作成することをお勧めします。 ↩︎