# データのインポート

GROWI v3.7.2 以降でGROWI、 esa.io、Qiita:Team のデータをインポートする機能をサポートしています。

# GROWI アーカイブデータインポート

GROWI のアーカイブデータの zip ファイルからデータをインポートします。

WARNING

GROWI アーカイブデータは同バージョンの GROWI のみインポート可能です。

WARNING

インポート機能のデータはファイルシステムを利用するため、GROWI サーバーをロードバランスしている場合は正常動作しない可能性があります。詳細はこちらを確認してください。

TIP

インポート先の環境では、インポート元のデータに存在しない username を持つ専用のユーザーを用意することをおすすめします。
上記を行わない場合、アーカイブデータ中に存在するユーザーのデータを正常に移管できない可能性があります。

# インポート対象

インポート可能なデータ一覧はデータのアーカイブを参照してください。一つの zip ファイルから必要なデータコレクションのみを選択しインポートできます。

# モード

重複データのインポートに関するルールはコレクションごとに以下の3つから選択できます。

  • Insert
    • 同名と判断できるデータが存在しない場合のみインポートし、存在する場合はスキップします。
  • Upsert
    • 同名と判断できるデータが存在する場合、そのデータを上書き更新します。
  • Flash and Insert
    • 同名と判断できるデータが存在する場合、既存のデータを完全に削除した後、インポートを行います。
    • User コレクションではこのモードは選択できません。
    • Config コレクションはこのモードのみ選択可能です。
      • Config コレクションをインポートした場合、サーバー再起動が必要です。

# インポート方法

  1. GROWI に管理者アカウントでログインし、[管理/データインポート] (/admin/importer) にアクセスします。この時、インポートを行う管理者ユーザーの username は、旧環境には存在しないことを確認してください。
  2. [GROWI アーカイブをインポート] にて、GROWI アーカイブファイルをアップロードします。
  3. インポートしたいコレクションにチェックを入れ、モードを選択します。
  4. インポートを実行すると、各コレクションに結果が表示されます。
  • Inserted: インポートによって新たに追加されたデータ
  • Modified: インポートによって更新されたデータ
  • Failed: インポート失敗したデータ

*Config コレクションをインポートした場合、サーバー再起動が必要です。

# esa.io のデータインポート

esa.io が公開している API v1 (opens new window) を利用して esa.io のデータをインポートします。

# インポート対象

esa.io GROWI
記事 ページ
カテゴリー ページパス

WARNING

  • ユーザーデータはインポートされません。
  • 同名ページがインポート先の GROWI にすでに存在している場合、そのページはスキップされます。
  • GROWI において作成不可能なページパスの場合、そのページはスキップされます。
  • esa.io のページにおける以下のメタデータはインポートされません。
    • ページ作成ユーザー、ページ最終更新ユーザー
      • GROWI 上ではインポートを実行したユーザーに上書きされます。
    • ページ作成日時、ページ最終更新日時
      • GROWI 上ではインポートを実行した日時に上書きされます。
    • star
    • watch
    • tag
    • comment
    • WIP/Ship it
    • revisions および changelog
  • 添付ファイルは esa.io が管理している添付ファイル用 URL にアクセスするという方法で表示されます。そのため esa.io 上でファイルが削除された場合ページはリンク切れになります。

# インポート方法

  1. esa.io に owner アカウントでログインし、左側のタブから [SETTINGS] → [ユーザー設定] → [Applications] の画面にアクセスします。
  2. [Personal access tokens] の [Generate new token] ボタンをクリックし、GROWI から esa.io にアクセスするためのトークンを発行します。
  3. トークン名を入力し、[Select scopes] の [Read] にチェックを入れ、[Save] します。
import1
  1. 生成されたトークンを保存します。
import2
  1. GROWI に管理者アカウントでログインし、[管理/データインポート] (/admin/importer) にアクセスします。
  2. [esa.io からのインポート] において、esa.io のチーム名とアクセストークン(先ほど保存したトークン)を入力し、更新します。
  3. [接続テスト] を実行し、Test connection to esa success. のアラートが表示されたら接続成功です。
  4. esa.io に接続可能な状態で [インポート] を実行するとページのインポートが開始されます。

# Qiita:Team のデータインポート

Qiita:Team が公開している API v2 (opens new window) を利用して Qiita:Team のデータをインポートします。

# インポート対象

Qiita:Team GROWI
記事 ページ

WARNING

  • ユーザーデータ、プロジェクトデータ、グループデータはインポートされません。
  • 同名ページがインポート先の GROWI にすでに存在している場合、そのページはスキップされます。
  • GROWI において作成不可能なページパスの場合、そのページはスキップされます。
  • Qiita:Team のページにおける以下のメタデータはインポートされません。
    • ページ作成ユーザー、ページ最終更新ユーザー
      • GROWI 上ではインポートを実行したユーザーに上書きされます。
    • ページ作成日時、ページ最終更新日時
      • GROWI 上ではインポートを実行した日時に上書きされます。
    • ページに対するリアクション
    • 公開範囲、共同編集モード
    • タグ
    • コメント
    • 編集履歴
  • 添付ファイルは Qiita:Team が管理している添付ファイル用 URL にアクセスするという方法で表示されます。そのため Qiita:Team 上でファイルが削除された場合ページはリンク切れになります。

# インポート方法

  1. Qiita:Team に owner アカウントでログインし、右上のユーザーアイコンをクリックすると表示されるドロップダウンから [設定] の画面にアクセスします。
  2. ユーザーアカウントの [アプリケーション] タブを開き、[個人用アクセストークン] にて [新しくトークンを発行する] をクリックします。
  3. [アクセストークンの説明] を入力し、[スコープ] の [Read_qiita_team] にチェックを入れ、[発行する] をクリックします。
import3
  1. 生成されたトークンを保存します。
  2. GROWI に管理者アカウントでログインし、[管理/データインポート] (/admin/importer) にアクセスします。
  3. [Qiita:Team からのインポート] において、Qiita:Team のチーム名とアクセストークン(先ほど保存したトークン)を入力し、更新します。
  4. [接続テスト] を実行し、Test connection to qiita:team success. のアラートが表示されたら接続成功です。
  5. Qiita:Team に接続可能な状態で [インポート] を実行するとページのインポートが開始されます。