LDAP/Keycloak グループ同期

概要

GROWI v6.3 では、外部システムで管理しているユーザーとユーザーグループのデータを GROWI にインポートできる機能を搭載しました。 インポートは LDAP サーバーまたは Keycloak から選択できます。LDAP と連携した Keycloak も対象になります。 またこの機能は、一度インポートしたユーザーおよびユーザーグループに対する変更を追跡し、同期させることもできます。

GROWI 側で必要な設定

  • GROWI 管理画面のグループ管理画面(/admin/user-groups)にアクセスし、作成したい外部グループ(LDAP または Keycloak)のタブを選択します。
  • 外部グループ同期の機能を使うには、あらかじめ LDAP/Keycloak の認証機構設定が必要です。

認証機構の設定(LDAP)

  1. GROWI 管理画面のセキュリティ設定画面(/admin/security)にアクセスし、「認証機構設定」内、「LDAP」タブから設定します。

    • 設定する内容や手順の詳細は、 LDAP 連携をご覧ください。
  2. GROWI 管理画面のグループ管理画面(/admin/user-groups)にアクセスし、「外部グループ管理」の「LDAP」タブから設定します。

    入力必須の項目は以下です。

    • グループ検索ベース DN
    • 所属メンバーを表す LDAP 属性
    • 子グループを表す LDAP 属性

認証機構の設定(Keycloak)

  1. GROWI 管理画面のセキュリティ設定画面(/admin/security)にアクセスし、「認証機構設定」内、「OIDC」タブから設定します。

    入力必須の項目は以下です。

    • プロバイダ名
    • 発行ホスト
    • クライアント ID
    • クライアントシークレット
    • 認可エンドポイント
    • トークンエンドポイント
    • 失効エンドポイント
    • 検証エンドポイント
    • ユーザ情報エンドポイント
    • セッション終了エンドポイント
    • 登録エンドポイント
    • Attribute Mapping
      • Identifier
      • username
      • Email
  2. GROWI 管理画面のグループ管理画面(/admin/user-groups)にアクセスし、「外部グループ管理」の「Keycloak」タブから設定します。

    入力必須の項目は以下です。

    • Host
    • Group Realm
    • Admin API にリクエストするための client がある realm
    • Client の ID
    • Client の Secret
    • 作成されていない GROWI アカウントを自動生成する
    • 説明

同期実行

  • 同期実行の「同期」をクリックし、「外部グループ管理」内の「グループ一覧」にグループが追加されていることを確認します。
    • 追加した外部グループの名前、説明、所属しているユーザー、子グループ、グループの作成日が表示されます。
  • 2回目以降の同期で LDAP/Keycloak 側のデータに変更があった場合、変更された内容で同期されます。
    • ただし「LDAP/Keycloak から削除されたグループを GROWI に残す」がオンになっている場合は、削除されたグループが GROWI 上に残ります。
  • (TBD) 大規模グループ同期時の注意点