bakudankun/crowi からの移行

概要

  • Crowi の docker image、bakudankun/crowi (opens new window) を利用している環境から、GROWI 公式の docker-compose を用いたディプロイ方法である weseek/growi-docker-compose (opens new window) への切り替えを想定
  • その際、以下のデータ移行を伴うことになる
    • MongoDB コンテナのデータボリュームからデータを吸い出し、リストアする
    • アプリケーションコンテナのデータボリュームからアップロードファイルデータを吸い出し、リストアする

前準備

  1. Crowi と GROWI のコンテナを起動しておく
    • 仮に、それぞれで利用しているコンテナ名、データボリューム名を以下とする(必要に応じて置き換える)

      Crowi GROWI
      アプリケーションコンテナ crowi_crowi_1 growi_app_1
      アプリケーションコンテナ用データボリューム crowi_crowi_data growi_growi_data
      MongoDB コンテナ crowi_mongo_1 growi_mongo_1

PASSWORD_SEED の抽出

  • bakudankun/crowi (opens new window) 利用時に、環境変数で PASSWORD_SEED を明示的に指定していた場合は、 GROWI でもそれを引き続き利用する

  • 明示的に指定していなかった場合、自動生成された値がデータボリュームに保存されているので、それを抽出する

    (TBD)
    

DB のデータ移行

  1. Crowi から mongodump を使い DB のデータのバックアップを取る

    docker run -it --rm --link crowi_mongo_1 --network crowi_default --volume $(pwd):/backup mongo bash
    mongodump --host crowi_mongo_1 --db crowi --out /backup
    
  2. GROWI へバックアップデータをリストアする

    docker run -it --rm --link growi_mongo_1 --network growi_default  --volume $(pwd):/backup mongo bash
    mongorestore -v --host growi_mongo_1 --db growi backup/crowi
    

    [要調査] ユニーク制約に引っかかるかもしれない

  3. PASSWORD_SEED のセット

    • 抽出したPASSWORD_SEEDを GROWI 側の起動時の環境変数(docker-compose.yml で指定)に設定する
  4. GROWI を再起動

アップロードファイルのデータ移行

アップロードファイルの保存先に AWS S3 を使う場合は、以下の作業は不要

  • bakudankun/crowi (opens new window) は、デフォルトでアップロードファイルをファイルシステムに保存します(FILE_UPLOAD=local)
  • 同様の環境で動かすには、データを移した上で GROWI 側の起動時の環境変数(docker-compose.yml で指定)に FILE_UPLOAD=local を入れる
  1. Crowi から uploads のバックアップを取る

    docker run --rm -v crowi_crowi_data:/data -v $(pwd):/backup bakudankun/crowi cp -rp /data /backup
    
  2. GROWI へバックアップデータをリストアする

    docker run --rm -v crowiplus_crowi_data:/data -v $(pwd):/backup growi_app_1 cp -rp /backup/uploads /data/