GROWI v6.3.x へのアップグレード

GROWI v6.3 では、新機能(ベータ)として「LDAP/Keycloak からのユーザー・ユーザーグループのインポートおよび同期」機能を搭載しました。

また、古いシステムとの互換性のために維持されていた MongoDB GridFS のためのエンドポイントを廃止しました。

目次

[廃止] v3.3 以前で利用されていた MongoDB GridFS 用のエンドポイントを削除

TIP

GROWI v3.3 系以前に構築され、添付ファイルを MongoDB GridFS で管理していたシステムのみ影響を受けます

MongoDB GridFS によるファイルアップロード設定された v3.3 系以前のシステムでは、ファイルをアップロードした際には /attachment/{pageID}/{fileName} という URL で参照される仕様になっていました。

今回のアップグレードではこのエンドポイントが廃止されたため、この URL で参照されているファイルは参照不可能になります。

マークダウン中にそのような URL を含んでいるページは /attachment/{attachmentId} 形式に書き換えるか、またはファイルをアップロードし直してください。

LDAP/Keycloak からのユーザー・ユーザーグループのインポートおよび同期 (ベータ)

GROWI v6.3 では、外部システムで管理しているユーザーとユーザーグループのデータを GROWI にインポートできる機能を搭載しました。 インポートは LDAP サーバーまたは Keycloak から選択できます。LDAP と連携した Keycloak も対象になります。 またこの機能は、一度インポートしたユーザーおよびユーザーグループに対する変更を追跡し、同期させることもできます。

アップグレード前にチェックすべきこと

  • GROWI v3.3 系以前に構築され、添付ファイルを MongoDB GridFS で管理していたシステムか
    • 廃止されるエンドポイントについて理解したか
    • アクセス不能になる添付ファイルついて、対応を検討したか
    • ユーザーに周知したか