GROWI v3.5.x へのアップグレード
v3.5 では、スキーマバージョンが 2 のプラグインをサポートしなくなり、スキーマバージョン 3 のプラグインのみ動作するようになりました。
また、以下の3つの機能が廃止されました。
- Basic 認証
- Crowi Classic 認証機構
- Crowi Template 記法 (opens new window)
プラグインについて
TIP
公式の Docker イメージ (opens new window)を利用しているシステムには影響はありません
公式プラグインである weseek/growi-plugin-lsx (opens new window) と weseek/growi-plugin-pukiwiki-like-linker (opens new window) は、スキーマバージョン 3 でリリースされた v3.0.0 へアップグレードしてください。
プラグインアップグレード手順
yarn upgrade growi-plugin-lsx --latest
yarn upgrade growi-plugin-pukiwiki-like-linker --latest
Basic 認証廃止について
TIP
GROWI の管理画面上で Basic 認証を設定していなかったシステムには影響はありません
WARNING
GROWI の管理画面上で Basic 認証を設定していたシステムは、アップグレード後 Basic 認証で守られなくなります
アップグレード前にチェックすべきこと
- GROWI の管理画面(セキュリティ設定)で、Basic 認証を設定しているか
- GROWI の管理画面(セキュリティ設定)で、ゲストユーザーへのアクセスはどのような設定になっているか
- ゲストによる閲覧を許している場合、既存ページに機密性の高い情報はないか
代替手段
- Basic 認証が必要な場合は、別途 Apache や nginx 等によるリバースプロキシの設置を検討してください
Crowi Classic 認証機構の廃止について
TIP
Passport 認証機構を利用していたシステムは影響ありません
WARNING
Crowi Classic 認証機構を利用していた場合、各ユーザーが行っていた Google OAuth 認証連携の設定は無効になります
影響
- GROWI v3.5.x 以降、デフォルトで自動的に Passport 認証機構を利用するようになります
- ユーザー名/Email とパスワードによるログインを行っていたユーザーは、これまで同様の操作でログイン可能です
- Google OAuth 認証連携は無効になります
- ユーザー名/Email とパスワードを忘れているユーザーはログインできなくなります
アップグレード前にチェックすべきこと
- Google OAuth によるログインを常用しているユーザーがいないか
- 当該ユーザーの中に、ユーザー名/Email とパスワードを忘れているユーザーがいないか
- 当該ユーザーにパスワードを再発行し、正常にログインできることを確認したか
- 当該ユーザーの中に、ユーザー名/Email とパスワードを忘れているユーザーがいないか
- v3.5 以降へのバージョンアップ前に Passport 認証機構への切り替え期間を設けられないか
代替手段
- Passport 認証機構への切り替え後、管理画面(セキュリティ設定)で新たに Google OAuth を設定する
Crowi Template 記法廃止について
WARNING
Crowi Template 記法は処理されなくなります
アップグレード前にチェックすべきこと
- Crowi Template 記法を常用しているユーザーがいないか
代替手段
- GROWI が搭載している「同一階層テンプレート」「下位層テンプレート」での運用を検討してください