# GROWI v8.0.x へのアップグレード
GROWI v8.0 は、GROWI AI をエージェント駆動へ全面的に刷新し、新たに GROWI Vault を追加するメジャーアップデートです。あわせて、サーバーのメモリ使用量を最適化するための既定値の変更が含まれます。
# 目次
# [廃止] 旧 GROWI AI 機能・設定の廃止
GROWI AI のエージェント駆動への全面刷新に伴い、従来の AI 機能の一部が廃止されました。これらの役割は、新しい GROWI AI Agent(後述の「[新機能] GROWI AI Agent」)が引き継ぎます。
- ナレッジアシスタントの作成機能: ナレッジアシスタント を新規に作成する機能は廃止されました。
- エディターアシスタント: エディターアシスタント は廃止されました。
WARNING
従来の AI 連携設定は廃止され、設定方法が一新されました。AI 連携機能を利用している場合、アップグレード後はそのまま動作しません。新しい設定方法に沿った再設定が必要です。設定手順は GROWI AI Agent のセットアップと管理 を参照してください。
# 利用者向け
# [新機能] GROWI Vault
GROWI Vault は、自分が閲覧権限を持つページを Git リポジトリとして取得できる、読み取り専用の Git インターフェースです。手元の Git クライアントでクローンすると、権限の範囲内のページが Markdown ファイルのツリーとして得られます。使い方は GROWI Vault を参照してください。
GROWI Vault を利用するには、専用コンテナの追加と有効化が必要です。セットアップ手順は GROWI Vault のセットアップ を参照してください。
WARNING
セットアップでは内部通信用のシークレットを設定します。シークレットは外部に漏らさず、安全に管理してください。
# [新機能] GROWI AI Agent
GROWI AI が、目的に応じて自ら検索と推論を繰り返すエージェント駆動の仕組みに刷新されました。ウィキ内のページを能動的に探索しながら回答します。
あわせて、AI チャットの入力欄で @ に続けて文字列を入力するとページを検索でき、候補から選んだページをそのまま文脈として AI へ渡せるようになりました。使い方は GROWI AI Agent を参照してください。
GROWI AI Agent では、利用する LLM プロバイダを OpenAI / Anthropic / Google / Azure OpenAI から選択できます。設定方法は GROWI AI Agent のセットアップと管理 を参照してください。
# 管理者向け
# [要対応] MongoDB のレプリカセット構成が必須
GROWI Vault が MongoDB の change stream を使用するため、v8.0 では MongoDB をレプリカセット構成で運用する必要があります。change stream はレプリカセット構成でのみ利用できます。
単一ノードの standalone 構成(growi-docker-compose (opens new window) の既定など)で運用している場合は、レプリカセット構成へ移行してください。単一ノードのレプリカセットでも利用できます。移行方法は growi-docker-compose (opens new window) の更新内容を参照してください。
# [要対応] MongoDB コネクションプール既定値の縮小
サーバーのメモリ使用量を最適化するため、MongoDB へのコネクションプールの既定の上限値が、従来より小さい値に変更されました。多くの環境では追加の対応は不要です。
必要なプールの大きさは、同時に処理される DB アクセスの並行度で決まります。アクティブユーザー数や総ページ数、アクセス頻度が増えるほど並行度は高くなります。目安として、アクティブユーザーが数百人(おおむね 500 人)を超える規模では、既定値のままだと不足しがちです。その場合は、コネクションプールの上限を環境変数で引き上げてください。設定する環境変数は 環境変数 ページを参照してください。
# [仕様変更] OpenTelemetry 計装セットの固定化
メモリ使用量を削減するため、OpenTelemetry の計装が、GROWI が実際に使用する必要最小限のセットに固定されました。標準的な利用では追加の対応は不要です。
従来、自動計装の範囲を環境変数で切り替えていた場合、その環境変数は廃止されました。計装をカスタマイズする必要がある場合は設定方法が変わっているため、ご注意ください。
# アップグレード前にチェックすべきこと
- MongoDB をレプリカセット構成で運用しているか(standalone 構成の場合は移行が必要)
- AI 連携機能を利用しているか(利用している場合、アップグレード後に新しい設定方法での再設定が必要)
- アクセス数の多い大規模な環境か(該当する場合、MongoDB コネクションプール上限の調整を検討)